今日一日、ずっと頭の上にでかいクエスチョンマークが浮かんでいる。
強姦、強盗、怨恨…何かしら意味のある殺人ならば賛同はしないが「理解」は出来る。
しかし「誰でも良かった」で人を殺せるということが僕には全く「理解」出来ない。

僕はホラー映画とか大好きで、8日の夜も「クライモリ」を見て(レンタルの返却期限だったんだ…)
ポリスの顔に矢がぶっ刺さるシーンで大爆笑していた。
そして今日は、トラックに轢かれた人を介抱していた警官が刺された時の記事を読んでへこんでいる。
そんな僕はおかしいのか?
でもそれは作り物と現実とをすっぱり別物として見ているからであって、
その二つを同じものとして扱う思考の方が逆にヤバイと思うけどね。

虚構での殺人シーンは好物だが、現実で人を殺すのも、死体を見るのも勘弁だ。想像するだけで恐ろしい。
それでも自分がもし殺人をするなら、それはよほど憎い相手がいるか、金がなくてどうしようもないか、
殺さなければ自分が殺されるか…という何かしらの理由がある場合に限られるだろう。
なのに、この犯人は「誰でもよかった」という…。

被害者の方々に対しては申し訳ないが、僕は知り合いではないので、
こころをこめて追悼の意をささげることは出来ない。
それは被害者の実際の知り合いの方々がしてあげて欲しい。

正直なところ、犯人に対しての怒りも、被害者に対しての悲しみも、特にはない。

ただ理解できない事が起きたことへの悔しさと苛立ちが、ある。
今日はずっと頭の中で考えがグルグルと回り、イライラし、涙が出る。
なんだか無性に人恋しい。近所に知り合いでもいりゃ酒でも誘うのにな。

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